2010年3月10日 18時27分更新
徳島県西部総合県民局の職員の男が、9日、県庁への出張中にショッピングセンターで万引きをしたとして逮捕された事件を受けて、西部総合県民局の市川義博局長は、10日の会議で、「いま一度、職務の公共性を自覚してほしい」と職員に呼びかけました。
この事件は、県西部総合県民局保健福祉環境部の係長、福見修司容疑者(42歳)が、9日正午すぎ、石井町のショッピングセンターで、筋肉トレーニングをするチューブやタオルなど、合わせて11点、およそ5300円相当の商品を万引きし、店の警備員に窃盗の疑いで、その場で逮捕されたものです。福見係長の、9日の勤務は、県庁に書類を届けるための出張となっていて、勤務時間中の犯行でした。福見係長が勤務している西部総合県民局美馬庁舎で開かれた会議には、それぞれの部の部長と副部長15人が出席し、福見係長の上司にあたる保健福祉環境部の平田健一部長が、事件のいきさつを説明しました。
続いて、西部総合県民局の市川義博局長が、「事件は勤務時間内に起こったということで、県全体の信頼を根底から揺るがす大きな問題だ。
職員は、いま一度、職務の公共性を自覚してほしい」と呼びかけました。
このあと、県民局としての対策が話し合われ、今後、出張の時には勤務を管理するパソコンのシステムに出る時間や帰る時間を入力し、予定より遅くなる場合は電話で連絡することを決めました。
また、それぞれの部で職場や私生活の悩みなどを話し合うミーティングを早急に開くなどして、再発防止を進めることにしています。