vol.32 プレミアムな食材で作る贅沢おつまみ～中華編～

vol.32 プレミアムな食材で作る贅沢おつまみ～中華編

食べ物との出会いは、ある意味一期一会。日々の忙しさのなかにホッとできる、夕刻の酒と美味しい一品。年を重ねるごとに、一食との出会いを惜しむようになってきた。その季節で最も旬な素材を、最高なコンディションでいただく醍醐味。自宅で寛ぎながらプレミアムな酒を一献する贅沢な時間を、リアルプレミアムでは提案します。
その第1回目は、2月の旬、車海老を贅沢に使った中華のごちそうおつまみ。中国家庭料理のオーナーシェフ、吉田勝彦さんに伝授いただき、動画では作り方をFMDJ矢口清治さんがナビゲート。

「車海老」

食卓を飾るにふさわしい優美な姿と色合い、そしてコクのある甘さは、昔からの最高級の海の幸。体を曲げると殻の縞模様が放射状になって車輪のように見えることから、この命名となった。生車海老を多く扱う東都水産株式会社の小島さんによると「現在では天然産はほとんどなく、国内での養殖産が主流。九州から沖縄での養殖が多い。去年より今年は市場価格が20％安く」、まさに旬を安心な値ごろ感で楽しめる絶好のチャンスだ。

「純十年陳花彫」

純十年陳花彫中華料理は比較的どの飲み物でも合う料理だが、やはり通は中国酒を選ぶだろう。
中国酒で有名なのは紹興酒だが、中国浙江省の紹興市で製造されているので、そう呼ばれている。原料はもち米や麹、粳米粉とヤナギ蓼（たで）で作った酵母や乳酸菌の種。
「純十年陳花彫」は10年以上醸造させた原酒のみを使用したプレミアムな中国酒。なめらかな口触りとコクのある味わいはまさに至高な酒。