楽天で野村前監督時代に過激活動を繰り返したマスコット「超特大ゴーヤ」が9日、オリックスの押しかけ応援団宣言を行った。この日の楽天戦(姫路)が雨天中止となり、選手が練習するスカイマークに出現。なぜかゾウに襲われていたところを坂口、赤田に救出された恩義で応援を決めた。超特大ゴーヤについては、オリックスへの“移籍”を熱望して行方不明になっているとの怪情報が流れていた。
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姫路でのゲームが中止。ならばと、超特大ゴーヤはわざわざスカイマークまでやってきた。絶妙のタイミング?で、なぜかゾウまで現れた。ゴーヤがゾウにかなうはずもなく、最後は鼻で押さえ込まれた。そこへ赤田、坂口が登場。超特大ゴーヤを助け出した‐。なんだかとってもわざとらしいストーリーだが…。
「楽天、オリックスが来ると聞いたから姫路に行ったんですが、中止と聞いて、ここまで来ました。ゾウに踏まれてビックリしました」と超特大ゴーヤ。ゴーヤに義理や人情があるのかは不明だが「息絶えるところを助けてもらった。1年かけて応援して恩返ししますわ」と言い出した。さらに「20日、開幕戦にゾウ連れていきます」と痛めつけられたはずの相手を、相方として指名するという意味不明な発想…。
超特大ゴーヤは昨年まで楽天で大暴れしたマスコット。関係筋によると、今年初めに仙台から姿を消し、オリックス“移籍”をたくらんで関西近郊に潜伏していたという。オリックスを応援するということは、楽天を裏切ることになるが…。
「新監督(ブラウン監督)が外国人。言葉が分かりません」と妙な理由付け。「(楽天は)陰ながら応援します」という言葉もウソっぽい。
球団側は“入団”を即認めない方針だが、押しかけ応援は歓迎だ。「(旬の)夏ごろに弁当のおかずにして食べてしまったりして…」と、球場販売の新弁当メニューにするアイデアも。相手チームだけでなくオリックスにとっても、不気味な?存在となりそうだ。