姫路での楽天戦が雨天中止になったオリックスに9日、珍客が訪れた。昨年、楽天の球団マスコットを務めた「超巨大ゴーヤ」がスカイマークスタジアムで事故に遭ったところを、坂口智隆外野手(25)と赤田将吾外野手(29)に救助されて感激。今年1年間オリックスを応援すると約束した。
坂口と赤田の1、2番コンビが、青濤館での雨天練習を終えて球場へ移動。土砂降りの雨の中、正面入り口を通ると、象ともつれ合うように倒れている特大のゴーヤを発見し、救助した。
ゴーヤは「急に前が見えへんようになったと思うたら、象でした。そこを、坂口選手と赤田選手が助けてくれはったんです。息絶えそうなところを救ってもらったので、何とか恩返ししないといけないと思うてます」と感謝感激。
昨年、楽天のマスコットを務めたゴーヤは、姫路球場で楽天戦を訪問する予定だった。だが雨天中止と聞き、両チームが練習を行うスカイマークに向かうと球場正面で、サファリパークから逃げ出したと思われる象と激突。救助のお礼にオリックス移籍を決意した。
楽天時代はフェンスへよじのぼる派手なパフォーマンスや球場内でハーレーダビッドソンを乗り回す暴れっぷりで人気を博した。球界唯一の“しゃべるマスコット”は「歌も楽しみにしていてください」とマイクパフォーマンスを約束した。