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【スポーツ】

元中日選手のデービス氏死去 69歳、ランニング満塁本塁打

2010年3月10日 12時24分

オープン戦で、二塁から帽子を飛ばしてホームへ向かうデービス選手=1977年

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 【ニューヨーク支局】ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)によると、中日ドラゴンズで活躍した元米大リーグ選手、ウィリー・デービス氏が9日、米ロサンゼルス郊外の自宅で死去しているのが見つかった。69歳だった。地元当局によれば事件性はないという。

 1960年にロサンゼルス・ドジャースの外野手としてメジャー・デビュー。1971年から3年連続でゴールドグラブ賞に選ばれオールスター戦にも2回出場した。

 1977年に中日に入団。同年5月の巨人戦で、西本聖投手からランニング満塁本塁打を放ったことで知られる。大リーグでの通算打率は2割7分9厘。

 デービスの中日在籍は77年のシーズン途中までで、72試合に出場し、25本塁打、63打点、打率は3割6厘だった。

 <中日で一緒にプレーした高木守道さん(元中日監督)の話>満塁ランニング本塁打の印象が強く残っている。私も走者の一人だった。走塁は見た目はそう速くないのだが、歩幅が大きくあっという間に塁間を走り抜けるすごい選手だった。ある時、彼の一塁ゴロで三塁にいた私が生還できず「なぜできないのか」とけんかになった。それほど足に自信があったのだろう。ただマイペースなところがあり、日本球界では災いしたと思う。

(中日新聞)

 

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