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2010年3月9日(火) 19:15 |
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春の雪で交通機関に乱れ
9日の瀬戸内は、低気圧の影響で広い範囲で雪や雨となりました。 この影響で、岡山空港で欠航便が出たほか、新幹線の遅れや停電など各方面に影響が出ました。
これは四国の南海上を通る低気圧に向かって寒気が流れ込んだためで、沿岸部でも一部で雪となりました。 倉敷市では、夜明けごろに雨から雪に変わり、朝には数センチの積雪となりました。 倉敷美観地区も、河畔の木の枝や橋に雪が積もりうっすらと雪化粧となりました。 一方、岡山県北部は真庭市蒜山上長田で39センチの積雪となるなど、多くのところで雪が積もりました。 鏡野町では春の陽気が続いたため雪は一時なくなっていましたが、久しぶりに道路に雪が積もり、およそ3週間ぶりに除雪作業を行いました。 気象台によりますと、南部ではピークを過ぎましたが、北部では10日の夕方まで降る見込みで、岡山県北部に大雪・なだれ・着雪注意報を出して注意を呼びかけています。 この雪の影響で、岡山空港では滑走路に雪が積もり、午前7時台の東京便以降はすべての便が出発できず、ダイヤが大きく乱れています。 高松空港でも到着便3便に30分から50分の遅れが出ました。 高速道路は、米子自動車道・久世インターと江府インターの間、瀬戸中央道・早島インターと児島インターの間で上下線とも通行止め、香川は高松道・大野原インターと川内インターの間で、現在も通行止めとなっています。 また、JRは岡山駅発着の新幹線で最大1時間の遅れ、在来線の津山線や予讃線などで最大90分の遅れが出ましたが、現在はいずれも正常に戻っています。
この雪の影響で、岡山県内で停電している所があります。 中国電力によりますと、午後4時現在、停電しているのは岡山市北区建部町下神目から久米南町山手にかけて310戸、高梁市成羽町下日名の60戸などあわせて560戸です。 いずれも雪が電線周辺の木などに積もり、その重みで電線が切れるなどした影響です。 完全復旧の見通しは今のところ立っていません。
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