ELD - 充電システム相関図
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作業日 : 2009年06月11日
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※注意
こちらに掲載した配線図は、すべて2008年5月モデルのものです。
イヤーチャンジ・モデル(2009年5月以降)では配線が異なる場合があります。
なお、配線図はディーラーにて最新の物をご確認ください。
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こちらもディーラにて、フリードの配線図集を確認しました。
こちらが充電装置の配線図になります。
話題となっているELDは、瞬間的な電流量を計測してECUへ情報を送っているようです。
またECU側は、ELDとオルタネータのICレギュレータからの情報(赤丸2)を基にし、充電ON/OFF制御(赤丸3,4)を行っています。
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次にヒューズ負荷図を掲載します。
一番上のバッテリーからELDまでは、メイン機器やセンサが結線されています。
バッ直に比べ、それだけノイズを拾いやすくなります。
真っ先にオルタネータに結線されてますので、オーディオやモニタなどで問題となる「オルタネータ・ノイズ」が入ります。
それとは別に、オルタネータ線からELDまで直結されている別線が存在しています。
またELDが監視しているのは、制動系で重要な部分だけであると言えます。
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次の図が、皆さん施工されている「EDL直後からの電源」を取っている「マルチフューズブロック」(ヒューズNo.60)になります。
ここで気づくのが、ELD以降でも様々なシステムと結線されているのが分かります。
よって、もともと「ELDで全ての電力使用量を把握してるのでは無い」ことが分かります。
よってELDは監視をしていながらも、結構アバウトなのではないか?と思われます。
話を戻して「マルチフューズブロック」以降は何に使われているのか?を追跡してみます。
「イグニッションSW」と「サブヒューズフォルダ」に大別されます。
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こちらの図がイグニッションSWになります。
重要な部分ですね。
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こちらがサブヒューズフォルダになります。
実際は、左右スライドドアのコントロールユニットに接続されています。
よって「マルチフューズブロック」から電源を取り、大容量を使うとヤバそうな感じもします。
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素人考えですが、以下にまとめてみます。
ELDは制動系の重要部分の電圧変化を監視してECUに情報を送り、ECUが充電制御を行っている。
つまり、ELDは全ての使用電流を監視していない。
むしろバッテリー満充電状態などの監視は、ICレギュレータとECU側で監視している。
ELDは燃費向上のため、ギリギリ走行に支障のない範囲での充電監視装置であると言えます。
よって大電流を使用する機器を接続する場合、むしろELDより前に結線したほうが良いのではないか?
ノイズ対策としてもバッテリー直接でも問題無いのではないか?
ELD直後の結線ですと、大容量を使用した場合には走行中でもオーディオ系が電圧低下を起こし瞬停、またはイグニッション系とパワースライド系に問題が出る可能性があるかも。
もちろんELD前に結線した場合、オルタネータ負荷から燃費は悪くなりそうです。
また少量であれば、ノイズの多いアクセサリ系の電源よりも、ノイズの少ないELD直後からの電源も有効かとも思います。
# 私はこの方法ですが、モニタx3+分配機のノイズは激減しました。
# 今のところ問題は無いようですが、経過観察中です。
・・・と感じます。
素人なので勘違い部分も多々あるかも知れません。
有識者のご指摘をいただきたいなと思います。
(ディーラでは分からないと言われてしまいました。笑)
最後になりますが、弄りは自己責任でお願いします。m(_ _)m
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