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北野武監督に仏芸術最高勲章 芸術家としてパリで脚光

 【パリ共同】フランス文化省は9日、映画監督でタレントの北野武さん(63)に、同国の芸術文化勲章の最高章コマンドール章を授与すると発表した。同日、ミッテラン文化相から授与される。

 パリの現代美術館ジョルジュ・ポンピドー芸術文化センターでは11日から3カ月にわたり、北野さんの監督した映画の連続上映会が行われるほか、市内の美術館でも同日から美術作品の展覧会が予定されており、芸術家としての北野さんがパリで脚光を浴びることになる。

 北野さんは1989年に「その男、凶暴につき」で映画監督デビュー。97年に「HANA-BI」でイタリア・ベネチア国際映画祭の最高賞金獅子賞を受賞。99年には「菊次郎の夏」がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された。カンヌ映画祭には、大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」で俳優としても参加している。

 フランスの芸術文化勲章は3段階あり、コマンドールは最上位の勲章。

 北野さんは9日、自身の作品が飾られた美術館で会見し「大人も子どももフフフと笑えるような作品。日本に特有の場の雰囲気をつくりたかった」と展覧会について説明。叙勲の感想については、授与式の後で述べるとしている。








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