「経費削減のため」８０円切手偽造…１枚つくるのに４０分

　８０円切手を偽造して郵便物に張り投函したとして、大阪府警枚方署は９日までに、郵便法違反（切手類偽造）の疑いで大阪府枚方市、人材派遣会社社長土田昭次容疑者（５２）を逮捕し、大阪地検が同日、郵便法違反罪で起訴した。

　枚方署によると、「経営が悪化し、経費削減のためにやった。５００枚ほど使った」と供述。

　本物の切手シートを会社でカラーコピーし「目打ち」と呼ばれる縁のギザギザの部分はカッターナイフで切って再現していた。「１枚つくるのに１時間かかっていたのが、上達して４０分まで短縮した」とも話している。

　逮捕容疑は昨年８月上旬、会社案内入りの封筒１３通に偽造した８０円切手を張り、枚方市内のポストに投函して郵送しようとした疑い。

　枚方署によると、郵便事業会社枚方東支店（同市津田北町２丁目）で仕分け作業中の職員が、色が本物より薄く、目打ちの幅が広いことに気づいて発覚。同支店が昨年１１月に枚方署に告訴していた。

（2010年3月9日22時02分  スポーツ報知）

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