2010年3月9日 19時41分更新
備中地域の観光の活性化について成功体験のある専門家から学ぶ研修会が倉敷市で開かれました。
研修会は県観光連盟などが開いたもので倉敷市のアイビースクエアの会場には倉敷市や新見市など備中地域のの観光ガイドや自治体の担当者ら80人が集まりました。
講師を務めたのは長野県飯田市の職員として観光の活性化に取り組んだ観光アドバイザーの井上弘司さんで井上さんは、飯田市内の各地にある地元の人も知らなかった桜の木を次々と観光資源とすることで、桜の季節には必ず市内のどこかで桜の木が満開となる状況を作りだし、客を集めることに成功した経験を話しました。
そのうえで、観光を活性化するためには、地域の人が主体となって客の多様なニーズを細かく読み取り、これまで認識されてこなかったものを観光資源として活用してしていくことで、ほかとは違う魅力を作り出していくことが大切だと訴えました。
また井上さんは、観光客は特に地域の食事に高い関心を持っていると話し、伝統的な料理ではなくても、地域の食材を使って日常的に食べられている食事を提供する場所や機会を増やすことが大切だとアドバイスしていました。