岡山放送局

2010年3月9日 19時41分更新

日本刀の匠展


現代を代表する刀鍛冶たちが作った日本刀の展示会が、瀬戸内市で開かれています。

この展示会は、刀鍛冶や刀の金具をつくる現代のたくみたちの技を多くの人に見てもらおうと、瀬戸内市長船町の備前長船刀剣博物館が開きました。

会場には、北は群馬県から南は山口県まで、現代を代表する刀鍛冶ら36人が丹精して作った刀や太刀など、およそ50点が展示されています。

このうち、東京都の刀鍛冶、大野義光さんが手がけた刀は、焼き入れの際の技により、刀身に小さな花びらを散らしたような刃紋と呼ばれる模様が鮮やかに浮かび上がっています。

また地元、長船町で制作を続けている刀鍛冶、青木盛家さんの太刀は、刃の長さがおよそ1メートルもある中、刃紋の広がりが美しく全体を見事にまとめ上げた逸品です。
この展示会は瀬戸内長船町の備前長船刀剣博物館で今月22日まで開かれています。