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「非核三原則の法制化を」 密約に被爆者が怒り

「核を積んだ艦船が日本に立ち寄ること黙認する」という=いわゆる「核の密約」があったという報告書が岡田外務大臣に提出されました。被爆者からは政府への不信の声があがっています。きょうは密約について調査した外務省の有識者委員会が岡田外務大臣に報告書を提出しました。報告書によりますと1960年の日米安保条約の改訂の際に、核を積んだアメリカの艦船が日本に立ち寄ることを認めていたことなど3点を「密約」だったとしました。岡田外務大臣は「論理的に核兵器が持ち込まれた可能性があった。非核三原則がどうたらで、もしあったら極めて遺憾」と述べ、核兵器が持ち込まれた可能性があったとしました。しかし1991年以降、アメリカは核兵器を艦船に積まなくなったので、それ以降には持ち込みはないとしています。被爆者からは怒りの声が上っています。県被団協の坪井直理事長は「やっぱり、そうか、そうだったのかというのは強い。国民をだましたことに怒りを覚える」と話しました。坪井さんは、今後このようなことが起きないよう、核を持ち込ませないことを盛り込んだ非核3原則を法律にすることを訴えていくとしています。

(03/09 18:42)

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