麻生氏の映像費410万円を追及 五輪招致演説は高額と民主東京都議会の五輪招致特別委員会が9日開かれ、2016年夏季五輪招致を逃した都と招致委員会が作成した報告書などについて審議。民主党都議は、プレゼンテーションで使われた麻生太郎前首相の約1分半のスピーチ映像に410万円の制作費がかかっていたことを明らかにし、高すぎると追及した。 民主党の栗下善行都議は、昨年6月にスイス・ローザンヌで行われた国際オリンピック委員会(IOC)委員へのプレゼンで、招致委は電通と随意契約を結び、映像制作費として約2億500万円を支出したと指摘。 そのうち麻生前首相のスピーチ映像費は410万円だったとして、栗下都議は「麻生氏がカメラの前でスピーチするだけ。なぜ、これだけかかるのか」とただした。 都の招致本部幹部は「招致委が首相官邸での撮影に必要なスタッフの数や機材から適切に積算し、招致本部も確認して契約した」と説明、「麻生氏に報酬は支払っていない」と答えた。 【共同通信】
|