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『嫌韓流』を出刊した日本の晋遊舎が韓国の漫画家キム・ソンモ(37)氏の『嫌日流』を10月末に出版する予定だということで話題を集めている。
キム氏と晋遊舎側は11日、第1版2万部で、この本の日本出版契約を結んだ。2冊にわたって販売部数60万部を突破した『嫌韓流』を出した出版社が『嫌日流』を発行するのは意外でもある。
キム氏は「晋遊舎が『嫌日流』を出すことは、まず商業性のため。『嫌韓流』関連書籍が基本的に日本国内でたくさん出回っている。2番目は『嫌韓流』を出した後、日本国内で形成された右翼出版社というイメージを払拭させるために正反対の性格の本を出す」と明らかにした。
キム氏の『嫌日流』は昨年から緻密な準備を経て最近国内でまず出版された。この本を企画し「感情的対応ではなく十分な資料調査を経て『嫌韓流』に反論する」と言い放った彼の意図どおり、北朝鮮ミサイル、靖国神社参拝、独島(トクト、日本名竹島)問題をそれぞれ緻密に扱っている。ただ資料調査に多くの部分を割き、キム・ソンモ氏特有の魅力ともいえる荒っぽくもコミカルなコードが多少弱くなってしまう感じもある。
彼は「靖国まで直接探訪するなど準備を徹底的に行っていて『嫌日流』の出版が遅くなった。この本を出しても、出さない方がましだったという声を聞きたくなかった」と話した。
一方、晋遊舎は今月末『嫌日流』関連書をもう1冊発行する。