
「渓流の湯」

川に面したジャグジー風呂

「播隆の湯」

中は、こんな具合

「森の湯」の打たせ湯と ブランコ |
以前は、ごく普通の温泉旅館と記憶していたのに、何時の間にやら“こ洒落た”民芸調のお宿に変身していました。「民芸調」というのが昨今の流行りなんですね。日曜日、立寄り受付け開始直後の朝一番に訪問したので、館内はチェックアウトのお客さんで賑わっています。帰り際、入口で記念写真を撮る人も多く、皆さん「良い思い出をお土産に帰路につく」といった感じでした。本当は「自遊人」の無料パスポート利用で訪問したのですが、繁忙日の為現金のみ受付との事。まぁ仕方ないですかね。受付で料金を支払いお宿のお兄さんに丁寧な説明を受け、早速露天風呂のある中庭へ。ここには、貸しきり4、男1、女1、混浴1と、兎に角その種類が盛り沢山。欲張りな私は片っ端から入ってみる事にしました。
まずは貸しきり露天風呂の「渓流の湯」へ。川に面して造られた八角形のブクブクジャグジー浴槽です。ジャグジーが邪魔でお湯を楽しむといった感じではないですが、アツアツカップルにいいかも。
続いて貸しきり風呂「森の湯」へ。ウッディな湯小屋の中に木造の浴槽と打たせ湯、そしてブランコに滑り台、、、と書くとまるでラブホのようですが、そんないかがわしさはまったく無く、かわいい動物の絵飾りがあったり、観察小屋風に小窓から外を覗けるようになっていたりして、なかなかいい雰囲気です。ここは小さいお子さんを連れて行くと喜ぶと思います。
次に入ったのが「播隆の湯」、こちらも貸しきりです。浴室には人ひとりが丁度入られそうな釜が三つあり、その中で湯浴みをします。三人グループで使うと楽しいかも。続いて貸し切り露天風呂の「岩見の湯」へ。こちらは落ち着いた雰囲気の岩風呂といった感じでした。清掃直後の湯張り中で、浸かる事ができなかったのが残念。男性グループや大人の御夫婦向けかな?
次に男女別浴室へ。この頃になると日帰り客も続々と押し寄せ、貸しきり風呂に入られなかった女性が沢山湯浴みをしていました。岩造りの、まぁ普通の露天風呂といった感じです。最後に訪問したのが混浴の「槍見の湯」。改装以前からのお宿名物の露天風呂なのですが、この日はあいにくの天気で肝心の「槍ヶ岳」はまったく見えませんでした。
この他に宿泊者専用の浴室もあるようで、お宿にいながらにして「はしご湯」できてしまうという、温泉好きには嬉しい施設ですね。お風呂の種類も落ち着いた岩風呂から、子供向け「森の湯」まで多種多様、老若男女問わず楽しめると思います。最後にお湯ですが、コレといった特徴のないサラリとした無色透明の湯で、少しばかりのツルツル感があります。私が行った時にはシャンプーやボディソープといった備品は見あたりませんでした。
(まぐぞー)
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