アベ首相の日興CG疑惑
アベ晋三は政治のことも経済のことも何も分かっていない。現代社会についても歴史についても理解していないんだろうな、とふと思う。
アベ氏を直に知っている人たちは口を揃えて「いい人よー」というらしい。
生まれと育ちの良さゆえか、人から何か頼まれたらイヤとはいえないのだろう。例の口調で、なんとか、できるだけのことをやってみましょう、というようなことを答える。そこで目の前に札束を積まれたらそれはそれでうれしいし、自分という存在とその社会的地位を確認することになるのだろう。
「売り家と唐様で書く三代目」よろしく、血筋と育ちの良さだけが取り柄の凡庸な人物が、今日本という国を引っ張っているのだろうか。
数々の疑惑が囁かれているこの人物に、また新たな疑惑が生まれた。
粉飾決算が問題になった日興コーディアル証券の東証上場維持に絡んだものだ。これについてはとらちゃんが詳細を報じている。
FACTAの編集長阿倍重夫さんのブログにもちょっと触れてある。この上場維持についてはメディアの予想もことごとく外れたらしく、「東証がこういう判断をするとは思っていなかった。これできっと、確実に私の寿命は縮まったと思う」。
「それにしても西室社長の会見は不可解。さんざん迷った、といいながら臨時執行役会では「全員一致」というのはどうしてだろう。何事も自力で決められない東証が、寝耳に水の「仏壇返し」をどうやって決めたのか……政治から圧力が働いた、という説もある」と、悔しさをにじませながら語っている。
日興コーディアル証券の次々に出てくる特別損失隠しが『月刊現代』3、4月号に町田徹氏によってレポートされている。詳しいことはそれを読んでいただくことにして、私が気になったところを少し。
2006年10〜12月期の決算発表の場で町田氏の指摘した疑惑の一部、つまり粉飾決算を認めて、昨年12月に続き2度目の修正をしたらしい。けれどそれは金額を見ても疑惑全体のごく一部だったという。
そしてその翌日、金融担当の山本有二大臣が幕引き宣言もどきをして町田氏を仰天させる。町田氏は言う。
「日興の粉飾は、金融の先端技術が駆使され、手口が巧妙かつ悪質な点でも、組織的な関与が見られた点でも、粉飾額が巨大な点でも、米国のエンロン事件に匹敵する” 事件 ” である」。
「粉飾の実行犯さえ十分に特定されず、粉飾決算そのものもなお広がる様相を呈している段階で、金融大臣ともあろう人物が、あのような発言をしたのはなぜか」。
ここでアベ首相夫人が登場してくる。昭恵夫人の実家一族が創業した森永製菓と日興との関係が粉飾の本格解明の障害になっているのではないか、ということだ。
またアベ晋三氏自身の成蹊閥との絡み等々も不浄浮上。
こうした経緯があった上での東証上場維持の決定。
あああ、どこまでいっても疑惑がつきまとう人物だ。
なお、山本有二金融担当大臣そのものについても、オフィス・マツナガが「姑息な資金集めパーティ」と伝えている。
それによるとこの方は、派閥(高村派)を裏切ってアベ氏をかつぎ、その論功行賞で大臣の座を射止めた人ということだ。
これだけ明からさまに首相自ら各大臣まで、実にバラエティに富んだ疑惑や汚いやり口が語られている内閣が、なぜ平気な顔をして私たちの国のトップに鎮座しているのか、不可解。
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アベ氏を直に知っている人たちは口を揃えて「いい人よー」というらしい。
生まれと育ちの良さゆえか、人から何か頼まれたらイヤとはいえないのだろう。例の口調で、なんとか、できるだけのことをやってみましょう、というようなことを答える。そこで目の前に札束を積まれたらそれはそれでうれしいし、自分という存在とその社会的地位を確認することになるのだろう。
「売り家と唐様で書く三代目」よろしく、血筋と育ちの良さだけが取り柄の凡庸な人物が、今日本という国を引っ張っているのだろうか。
数々の疑惑が囁かれているこの人物に、また新たな疑惑が生まれた。
粉飾決算が問題になった日興コーディアル証券の東証上場維持に絡んだものだ。これについてはとらちゃんが詳細を報じている。
FACTAの編集長阿倍重夫さんのブログにもちょっと触れてある。この上場維持についてはメディアの予想もことごとく外れたらしく、「東証がこういう判断をするとは思っていなかった。これできっと、確実に私の寿命は縮まったと思う」。
「それにしても西室社長の会見は不可解。さんざん迷った、といいながら臨時執行役会では「全員一致」というのはどうしてだろう。何事も自力で決められない東証が、寝耳に水の「仏壇返し」をどうやって決めたのか……政治から圧力が働いた、という説もある」と、悔しさをにじませながら語っている。
日興コーディアル証券の次々に出てくる特別損失隠しが『月刊現代』3、4月号に町田徹氏によってレポートされている。詳しいことはそれを読んでいただくことにして、私が気になったところを少し。
2006年10〜12月期の決算発表の場で町田氏の指摘した疑惑の一部、つまり粉飾決算を認めて、昨年12月に続き2度目の修正をしたらしい。けれどそれは金額を見ても疑惑全体のごく一部だったという。
そしてその翌日、金融担当の山本有二大臣が幕引き宣言もどきをして町田氏を仰天させる。町田氏は言う。
「日興の粉飾は、金融の先端技術が駆使され、手口が巧妙かつ悪質な点でも、組織的な関与が見られた点でも、粉飾額が巨大な点でも、米国のエンロン事件に匹敵する” 事件 ” である」。
「粉飾の実行犯さえ十分に特定されず、粉飾決算そのものもなお広がる様相を呈している段階で、金融大臣ともあろう人物が、あのような発言をしたのはなぜか」。
ここでアベ首相夫人が登場してくる。昭恵夫人の実家一族が創業した森永製菓と日興との関係が粉飾の本格解明の障害になっているのではないか、ということだ。
またアベ晋三氏自身の成蹊閥との絡み等々も不浄浮上。
こうした経緯があった上での東証上場維持の決定。
あああ、どこまでいっても疑惑がつきまとう人物だ。
なお、山本有二金融担当大臣そのものについても、オフィス・マツナガが「姑息な資金集めパーティ」と伝えている。
それによるとこの方は、派閥(高村派)を裏切ってアベ氏をかつぎ、その論功行賞で大臣の座を射止めた人ということだ。
これだけ明からさまに首相自ら各大臣まで、実にバラエティに富んだ疑惑や汚いやり口が語られている内閣が、なぜ平気な顔をして私たちの国のトップに鎮座しているのか、不可解。
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