“別れさせ屋”殺人事件。
当初“不倫の末の殺人”と報じられるが、その後の調べで
被告が「別れさせ屋」の“工作員"だったことが判明する・・・
別れさせ屋殺人事件 posted by (C)hirono-hideki
個人的にかなり衝撃的だったこともあり、いろいろ調べていたのですが、端緒はこの番組を観たことでした。嘘のような話ですが、自分がこの番組を観たのは今回が初めてみたいです。土曜日の夜に[報道]番組をやっていること自体、意識にありませんでした。ドラマは滅多に観ることがないので、一番多く観る番組のジャンルが報道関係なのですが、日曜日の22時頃からやっている[報道]番組も割と最近になってから存在を知ったぐらいです。それまでは、土日の夜は[報道]番組をやっていないものと勝手に思いこんでいたぐらいです。
ちなみに平日は、報道ステーションとZEROをよく観ています。
ともあれ、印象的だったのは被害者と加害者の二人が被害者の生前に交際する場面や、ホテルでの密会の出入りが撮影され、それが報道されていたこともあります。通常はありえないような記録映像ですが、探偵社の業務として隠し撮りされていたので、ビデオが存在するものもっともだとうなずけました。
さらに、被害者の両親の姿もそのまま放映されていました。人の良さそうなご両親で、「死刑にしてほしい」というような言葉にも迫力が欠けましたが、自らをさらけ出す姿に、事件への憤り、愛娘への愛情の強さのようなものが伝わり感銘を受けました。
ネットで調べると、殺人事件に関する情報は少なく、わずかでしたが、一つだけ詳細なものがあり、詳しく丁寧に解説してありました。
今TV見たんですが別 れさせ屋がなんで殺人 事件をおこしたんです か?
ベストアンサーに選ばれた回答
e_zukkaさん
東京都江東区亀戸7、
無職、桑原武被告(3 1)は、
『別れさせ屋』と呼ばれる探偵事務所(株) スタイルの元調査員で した。
探偵事務所(株)スタイル(本社・東京都豊 島区池袋、畑田昌彰社 長)
http://www.lifestyle-web.jp/
平成19年の春頃、五十畑里恵さん(当時3 2歳)と調査員の桑原 被告が出会います。
栃木県のスーパーで桑原被告が五十畑里恵さ んを待ち伏せし、
「チーズケーキのおいしい店を教えて」と話 し掛けたことから、交 際へと発展。
桑原被告は里恵さんに「ハジメ」と名乗り、 未婚でIT関係会社勤 務だと偽りました。
別れさせ屋は、依頼者と相談してシナリオを 作り、対象者にあうよ うな男性調査員を
妻と接触させ、恋愛関係の構築と発展に努め ます。
警戒心や不自然さを感じさせないために、複 数の工作員を利用した り、
異性の工作員も交えながら接点を作っていき ます。
そして、恋愛の駆け引きを行いながら、恋人 関係となった後、
2人がラブホテルに入る証拠写真やビデオを 夫に突きつけ、離婚へ と話を進めます。
今回の別れさせ屋の依頼者は、里恵さんの元 夫です。
夫との関係に悩んでいた里恵さんに桑原被告 が接近し、
「離婚して俺のところ来いよ」と離婚を促し ます。
桑原被告の別れさせ工作は成功し、里恵さん は元夫と離婚しました 。
ところが、余程相性が良かったのか、桑原被 告は里恵さんが本当に 好きになります。
妻子もいた桑原被告は、別れさせ屋を続けな がらも里恵さんの元を 時々訪れ、
里恵さんの離婚成立後も身分を偽ったまま交 際を続けていました。
平成21年3月、桑原被告は別の金銭トラブ ルで、探偵会社を解雇 されます。
その際、別の調査員から理恵さんに事の真相 が明かされました。
桑原被告との結婚を迫っていた里恵さんはと 相当なショックを受け ます。
里恵さんの母親は、とりあえず実家に帰るよ う説得しましたそうで すが、
4月12日に、交際破綻の口論の末、里恵さ んは中野区弥生町の
自宅マンションで絞殺されました。
同日午後11時55分頃に、桑原被告が警視 庁中野署に自首。
翌13日に桑原被告は殺人容疑で逮捕されま す。
当初は「里恵さんに妻子の悪口を言われ、カ ッとなり首を絞めた」 という、
不倫中の男女関係の縺れがもたらした事件と 見られていました。
別れさせ工作が明かされたのは、逮捕から3 ヶ月程経過した7月半 ばのことです。
桑原被告が、夫との別れさせ工作のため理恵 さんに接近たことが明 らかにされ、
二人の出会いも殺人事件への発展も全て、別 れさせ屋の関与がわか りました。
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- 回答日時:2009/12/16 17:27:35
ニュースとしての報道は次のようなものでした。背景が全く見えてこない、簡略な記事です。
「妻子の悪口言われた」 交際女性殺害容疑で男逮捕 警視庁
このニュースのトピックス:殺人事件
本当にたまたまの偶然で知った事件ですが、個人的な問題にも引き合わせ、考えさせられることが多々あるとともに、視野が広がり、とても参考になりました。この番組をみなければ、「別れさせ屋」という言葉や存在自体、永遠に知ることはなかったかもしれません。社会に向き合ったご両親の姿や、生前の被害者の姿があまりに活き活きして映ったということもありますが、これも一つの巡り合わせなのかもしれません。
このブログも徐々に存在感を示せるように取り組みたいと考えています。
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