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倒産情報(速報)

公開日:2010.03.09
情報部
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。

(株)シング

破産申請へ
[福岡]  ゲームソフト、携帯コンテンツ企画・開発
負債総額  約 2億 5000万 円
TSR企業コード:87−210148−7

(株)シング(福岡市中央区舞鶴2−1−10、設立平成11年4月、資本金1000万円、宮川卓也社長)は3月1日事業を停止し、事後を城戸美保子弁護士(福岡第一法律事務所、福岡市中央区大名2−10−29、電話092−721−1211)に一任、破産申請の準備に入った。

負債総額は約2億5000万円が見込まれる。

パソコンゲーム機用ソフトウェア開発業者として設立された。オリジナルゲームの企画・製作、ゲームソフトの受注開発が9割を占め、携帯コンテンツの企画・製作・運用や一部ホームページ製作等を手掛け、大手ゲームメーカーから受注の大半を得ていた。これまで開発に携わったソフトは、カプコンのPS2用「玻璃ノ薔薇(ガラスのバラ)」、任天堂DS用「アナザーコード2つの記憶」などで、その他にモバイル向けコンテンツ制作やホームページ作成も手掛けていた。

ピークの売上高は平成20年8月期の5億7700万円で、任天堂DSの「モンスターファーム」やWii向け「アナザーコードR」などが寄与、利益も1015万円を計上した。

しかし、21年8月期は2商品の開発がズレ込んだほか、世界的な不況を背景にゲームソフト需要が急激に落ち込み、売上高は2億8412万円に半減。損益も長期間の商品開発により諸経費負担が嵩み、1億1900万円の赤字を計上、債務超過額は1億5900万円に拡大していた。

 

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