【もう一筆】ミニスカートと腰パンと… 宮城
3月8日7時56分配信 産経新聞
高卒予定者の就職内定率は各県で低水準となったが、とりわけ宮城県は昨年12月末時点で62・9%(文部科学省調べ)と、全国ワースト3の厳しい状況となった。県などが主催する集団面接会を5、6回は取材しただろうか。あるとき、ミニスカートや腰の中程までズボンをずり下げた「腰パン」姿で面接を受けている子がかなりいることが気になって、引率の先生に聞いてみた。不利ではないのかと。
「不利でしょうね」と先生。「就職難で自分の人生が大変な状況にある、という危機感がないんだなぁ。子供ということだ」。先生にもあまり危機感がないようなので、「他人の子とはいえ心配ですね」とちょっと嫌みをいうと、先生は意に介さず「本当に心配なのはあっち」と壁際を指さした。
そこには、面接会場にきたものの、企業のブースに近づくことができず、ただ会社案内などを見るふりをしながら時間を過ごしている生徒たちがいた。「指導していても、何をどうしたいのか、さっぱりわからないんだな。コミュニケーション不能。そんな子が着実に増えている」
先生は腰パンに両手を突っ込んで、練り歩いている生徒を呼び止めて、調子はどうかと聞いた。「ばっちりっすよ」とおどける生徒の腰をひっぱたいて、次の面接に送り出す。「あと1、2年もすればちゃんと大人になる子だよ」。壁際に目をやると、さっきと同じ顔ぶれの生徒たちが無表情でたたずんでいるのだった。(高山豊司)
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最終更新:3月9日9時15分
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