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2010/03/09 12:54 KST
性犯罪者の電子装置着用、政府与党が遡及適用推進へ


【ソウル9日聯合ニュース】釜山の女子中学生が性暴力を受け殺害された事件を受け、政府と与党ハンナラ党は「電子アンクレット法(特定性暴力犯罪者に対する位置追跡の電子装置付着法)」を過去にさかのぼって適用する案を検討する。

 ハンナラ党の安商守(アン・サンス)院内代表は9日の院内対策会議で、「国会法制司法委員会を開き、児童を狙った性暴力犯罪に対する法案を速やかに審議し通過させることを求める」と述べた。特に党の政策委員会議長に、法務部と政府・与党会議を早期開催し、電子アンクレット法の遡及適用問題を迅速に取りまとめるよう促した。

 安院内代表は、検察では電子アンクレット法を限定的に遡及(そきゅう)適用し、法施行の2008年9月以前の収監者に対しても着用する案を推進していると説明、ハンナラ党もこの問題を前向きに検討し、迅速な立法化に努めるべきだと述べた。政府改正案として推進すれば時間がかかるため、国会で改正案を出し今月中に処理することを検討していると強調した。

 あわせて、国会常任委員会にすでに回されている児童対象の性暴力関連法案を3月国会で迅速処理したい考えも示した。