日本映像ソフト協会(東京・中央)が2日まとめた2009年の映像ソフト売上高(速報値)は、前年比4.5%減の2750億4000万円だった。前年割れは5年連続。全体の9割を占めるDVDビデオが洋画などのヒット作に恵まれず売り上げを落としたほか、無料で動画を見られる投稿サイトの普及も影響しているもようだ。
媒体別にみると、DVDビデオは9.9%減の2503億2500万円だった。ブルーレイ・ディスク(BD)は約2.5倍の241億4800万円と大きく伸びたが、全体をけん引するまでには至らなかった。同協会は「今はBD対応の録再機が普及し始めている段階。全体を底上げするようになるのはこれからだろう」としている。
インターネット上で動画を有料配信するサービスは統計に含んでいない。(20:26)