無謀な登山者や山スキーヤーに遭難捜索の必要なし、自己責任貫徹を

【PJニュース 2010年3月8日】昨今、登山ブームやバックカントリーのスキー・スノーボードブームで、遭難者が相次いでいる。その内容については多くの報道などで知れ渡っている。登山などしないPJは、いつもその報道内容を見て、読んで愕然としている。気象予報や登山などの知識も経験も無く、装備も不完全で、計画もちゃんと立てず、万が一のための計画書も提出せずに、山の中を能天気に歩き回っているばか者がなんと多いことか。

別に山の中をうろうろしてもかまわない。だが、自ら引き起こした事故遭難で、他人に迷惑をかけるのは論外だ。その捜索には多大な費用と他人の苦労がある。登山や山スキーなどは自己責任で行うべきものであり、その登山者・山スキーヤーが遭難したとしても、それは警察や地元の人々のお世話になるべき話ではない。世話になる可能性が1パーセントでもあれば、事前にそれを告げて「遭難した場合はよろしくおねがいします」でもと、頭を下げておくべきだ。

先日も、津波警報が出ているにもかかわらず、海岸に津波見物に行ったなどという愚か者がいたようで、その様子がPJニュースにも掲載されていた。津波警報の中で釣りを楽しむ人々=宮崎港、万が一、津波が押し寄せて遭難したら、これは行政の責任なのだろうか。「市民の側に立つ」マスコミはこぞって行政の責任論を持ち出すだろう。また、チリ地震津波を振り返る、お騒がせな一日というPJオピニオンでは、過大な警報をした行政に問題があるかのような指摘をしていた。事故が無かったから良いものの、過小な注意報などで万が一、遭難が発生していたら大変なことだ。こういう不見識が蔓延していることで、遭難を続発させているのだ。【了】

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パブリック・ジャーナリスト　大森 勇三