岡山放送局

2010年3月9日 10時16分更新

卒業を控え“フッド”授与式


岡山市の女子大学で8日、この春、大学や大学院を卒業する学生に、学位を得た人が着用できる「フッド」を授与する式が行われました。

フッドの授与式は、岡山市北区のノートルダム清心女子大学で半世紀以上続いている伝統行事で、8日は午前9時半から大学の記念館で授与式が行われました。
式では大学や大学院を卒業するあわせて575人の学生たちが房飾りの付いたキャップと黒色のガウンに身を包み、フッドを手に一歩づつ足をそろえてゆっくりと進む、独特の歩き方で入場しました。
そして、聖書の朗読などの儀式が行われたあと、学生たちは「わたくしたちはいま大きな希望と固い決意を持ってこのフッドをいただきます」と声をそろえて祈りをささげ、一斉にフッドを着用しました。
フッドは、大学や大学院で課程を修了した学生に学位を与えることを象徴するもので、教養と文学を表す真っ白なラインなどが入った黒地の布を頭からかぶり肩にかけるように着用します。
学生たちは後ろ向きになって互いにフッドを整えあい、気持を引き締めていました。
大学では10日卒業式が行われ、学生たちは、このフッドを身に
まとって式に臨みます。