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【政治】

各省『大学校』見直しへ 参院予算委で仙谷戦略相

2010年3月8日 夕刊

 仙谷由人国家戦略担当相は八日午前の参院予算委員会で、各省や独立行政法人などが所管する教育・研修・訓練施設の各種大学校について「縦割り(行政)の中で、ばらばらに好き勝手なことをやって、時代のニーズからも大きくずれている。各省の壁をなくし、新たな技能を身に付ける仕組みを考えなければいけない」と述べ、政府全体で見直しを図る考えを表明した。

 民主党の谷岡郁子氏の質問に答えた。谷岡氏は気象庁所管の気象大学校に学生一人当たり年間八百十三万円の経費がかかり、給与や賞与、授業料も国が出していると指摘。「役人の生涯学習に多くの税金がつぎ込まれている」と追及した。

 前原誠司国土交通相も気象大学校について「見直しを含めて検討する」と明言。厚生労働省所管の独法で職業訓練の大学校などを多く抱える長妻昭厚生労働相は「文部科学省所管の高等専門学校とより一体的な運営ができないか、内閣全体で取り組みたい」と述べた。

 

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