文学
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茂吉雅典 研究室 |
世の中に存在する多様な価値観を認める
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飛行機の故障により出撃できずに生き残った特攻隊員。彼は敗戦後、何の目的も持つことができないまま生きていた。そんな彼の心を動かしたのは、ある時故郷で目にした三色桃。その花で峠を飾るため、彼は三色桃の世話に打ち込むようになっていく。平和への願いを胸に抱いて・・・。
茂吉先生の作品「三色桃の花峠」は、読む者に平和の尊さを教えてくれる。これまで児童文学作家として、数々の作品を世に送り出してきた茂吉先生。その根底にあるのは、「多様な価値観を認める」という一貫した姿勢である。「人に対してもモノに対しても、自分にとって『合わない』と決めつけるのではなく、それぞれが持っている価値を見つけていくことが大切である」と先生は言う。また先生は、作家としての活動の他に「産業考古学」や、コンピュータを使った「心臓解析」など、幅広い分野の研究に力を注いでいる。多彩な活動の源に、さまざまな対象から価値を見い出す「眼」が存在することは、言うまでもない。 |
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茂吉先生の最近の著書 |
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童話作家や、水力発電史研究家といった顔の他に、音声解析などの研究にも取り組んでいる。 |
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ドキュメンテーションなど |
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