中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

山Pで「あしたのジョー」映画化 丹下段平役は香川照之

2010年3月8日 紙面から

 不朽の名作ボクシング漫画「あしたのジョー」の実写映画化が7日、発表された。主人公・矢吹丈役はNEWS山下智久(24)、丈をプロボクサーに育てる丹下段平役は香川照之(44)。「『ロッキー』を超えるボクシング映画に」と製作側は意気込み熱く、監督は「ピンポン」でスポーツ実写映画の実績もある曽利文彦氏が務める。東宝系で来年公開。

 必殺のクロスカウンターを武器に戦い続け、真っ白に燃え尽きる永遠のボクシングヒーロー・矢吹丈。その体現に、山下が立ち上がった。

 山下のキャスティングは「目の強さにつきる」と、企画したTBSの伊與田英徳プロデューサー。山下は数年前からトレーニングにボクシングを取り入れており、「偉大な作品を傷つけないよう、今の自分にできる事を一生懸命やります」と気合十分だ。

 一方の香川も、30年に及ぶボクシングファン。衣装合わせで対面した2人は、その場でミット打ちを披露、早くも息はピッタリだったという。

 3月下旬に撮影開始のゴング。作品では、丈と最大のライバル力石の対決を軸に描かれる。

 今なお高い人気を誇る作品。伊與田プロデューサーは「反発はあると思います」と腹をくくる。原作者のちばてつや氏からも「中途半端は困る」と言われたといい、「勝負はキャスティング。あとは役者さんがどれだけ役に向き合ってくれるかです」。

 見せ場はボクシングシーン。役者にはまず体を作り「本気で殴り合うつもりで」撮影に臨んでもらうといい、そこにCGなど映像技法が加わり、迫力のシーンを作り上げるという。

 「泪橋」など、丈らが住む街もオープンセットで再現。ライバル力石役など残るキャストは、あらためて発表される。

 ◆物語 昭和40年代の東京。すさんだ生活を送る矢吹丈(山下)は、丹下段平(香川)にボクサーセンスを見いだされるが、問題を起こし刑務所に。そこでプロボクサー力石と運命的に出会う。段平からの手紙でボクシングを学んだ丈は、所内の試合で力石と引き分ける。出所した2人はそれぞれの階級でプロとして成長、力石は世界戦を前に丈との対戦を望む。熱意はジムのオーナー白木葉子を動かし、対決が実現する。

 ◆「あしたのジョー」(作・高森朝雄、画・ちばてつや) 1968−73年「週刊少年マガジン」で連載された。社会に背を向け生きてきた矢吹丈がボクシングと出会い、生きる目標を見つけ過酷な運命に挑んでいく姿が幅広く支持され、累計2000万部を売り上げた。テレビアニメは70−71年、「−2」が80−81年に放送、70年には石橋正次(61)主演で実写映画化された。連載中から反響も大きく、70年のよど号ハイジャック犯が「われわれは明日のジョーである」と声明を残したことでも知られる。

 

この記事を印刷する


中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ