学習院初等科に登校できない状態になっていた皇太子ご夫妻の長女愛子さま(8)が8日、4時間目の授業に出席した。雅子さまが付き添い、愛子さまの不安を和らげるため授業も参観した。ご一家のお世話役の宮内庁東宮職が発表した。
愛子さまは同学年の児童の「乱暴な行為」に強い不安を抱いたとして、今月初めからほぼ欠席状態が続いていた。
宮内庁によると、野村一成東宮大夫が近く天皇、皇后両陛下にその後の愛子さまの様子などを報告する予定。愛子さまの欠席を発表したことについて、同庁の風岡典之次長は8日の定例会見で「皇太子ご一家のご様子を紹介するのは会見の恒例となっている。事前に学校側の了解も得て発表しており、手順を踏んだものと理解している」と話した。
学習院によると、欠席が報道された翌日の7日昼には右翼の街宣車が初等科周辺を巡回。同校や宮内庁には抗議や意見の電話などが寄せられているという。