『声つきケータイマンガ! 声マン』とは、携帯向けに書き下ろしたオリジナル、高品質の漫画に、大人気の声優がアフレコを行い、声や効果音を付けた、新しいスタイルの携帯コンテンツだ。監修には『快感:フレーズ』、『ラブセレブ』などで知られる新條まゆ氏を起用。漫画家や声優のキャスティング、ストーリーやネームのチェックに至るまで、コンテンツ製作に全面的に参加・協力している。
 『声マン』は5月から、大手・携帯コミック配信会社より携帯向けに配信を開始。6月には新シナリオや特典音声が追加されたドラマCDもリリースされる予定だ。
 そんな大注目の新コンテンツ『声マン』の第1弾は『方言男子 りとる★じゃぱん』。東京湾の真ん中に浮かぶ人工島に作られた学園都市の男子校とその寮を舞台に、東京を除く46道府県から集められた学生達のほのぼの学園コメディーで、県の擬人化作品とも言える作りとなっている。ジワジワ話題となっている“方言萌え”を満足させるべく、地方出身声優が、地元高校生役を演じるこの企画は、それぞれの人気声優のネイティブ方言がたっぷり聴ける、声優ファン必聴のコンテンツ。コミックは4コマ漫画とストーリー漫画の2種類を用意し、ドラマCDには各声優の地元ネタにこだわったボリュームたっぷりのキャスト座談会も収録されているぞ。
 音声収録を終えた横浜(神奈川県)役・森川智之さん、尾張(愛知県)役・石田 彰さん、土佐(高知県)役・小野大輔さん、びんご(広島県)役・小田久史さん、浪速(大阪府)役・伊勢文秀さんのキャストコメントをお届けしよう。
――収録を終えての感想をお願いします。
森川 濃い都道府県の人たちが集まって収録が出来て……まぁ、僕はとても楽な位置にいて、普通にほとんど標準語で喋らせて頂いたので、逆にファンの視点というか、そういう感じで楽しませて頂きました。とっても楽しい収録でした。
石田 色んな土地出身のキャラクターが集まってそれぞれの出身地を"生かす"という作品なので、運よく、登場しているキャラクターたちと自分の出身地が被っている読者の人がいたら、凄く思い入れしながら楽しめるんじゃないかなという気がしています。そうでなくても、僕が演じている尾張が喋っている名古屋弁に関しては、心許ない感じなので、正調というわけではないんでしょうけど、全然別の地方の人が聞いて「こんな喋り方なんだ」っていうのをニュアンスで楽しんでくれたらいいかなと思います。
小野 これは県の擬人化ということなんでしょうか?擬人化もここまで来たかという感じです(笑)。本当にそれぞれのキャラクターが県を象徴していて、ある意味デフォルメもしているので、「ここまでこの県はそういうイメージじゃないよ!」というキャラクターも実はいるんです。でも、そこも含めてその県の良さをそれぞれが演じたキャラクターを聞いて、楽しんで頂くことによって、豆知識も知ることが出来るという、ギャグとトリビアと二度おいしいという、とてもお得な作品だなと思いました。楽しかったです。
小田 今回、「方言」をテーマにしています。実家の方に帰って、方言で喋っている人たちに会うとそれだけで温かくなりますね。収録現場でも方言が飛び交っていて、聞いていて何か凄くあったかいなと思いました。あと、自分の県のことについては知っているんですけど他の県についてはあまり知らなくて、土佐の「ぼうしパン」だったり、カレーって金曜日に食べるんだっていうことも覚えることが出来てよかったです。ちなみに、備後って広島でも福山市の方をさすんですね。台本にもありますが、福山市が尾張と深いつながりがあることなどは、同じ広島県民でも知りませんでした(汗)地元のコトでも新しい発見があり、とても楽しかったです。
伊勢 各地の方言が飛び交うということで、普通、無いようなシチュエーションで収録させて頂いて凄く楽しかったですし、勉強になりました。自分は東京に来て大分経つんですが、関西弁のキャラクターを考えて、昔を思い出してやるのが凄い難しかったです。あと、各地の、自分が知らないような文化とか色々出てきて、それも勉強になって、今度、それぞれの土地に行ってみたいなぁか思いました。