県内ニュース

イブニング・シックス

企画展「古代の陶器」(03月07日)

県内各地で出土した奈良時代から平安時代の陶器を集めた企画展が今、郡山市で開かれています。この企画展では県内4ヵ所から出土した奈良時代から平安時代の陶器合わせて60点が展示されています。陶器は、奈良時代から作られ始め中でもうわぐすりをかけた灰釉陶器(かいゆうとうき)や緑色の緑釉陶器(りょくゆうとうき)は平安時代に広まりました。中には郡山市の大根畑(だいこんばたけ)遺跡から見つかった灰釉陶器(かいゆうとうき)のお碗もあり古代の人たちの生活を垣間見ることができます。この企画展は郡山市の「大安場(おおやすば)史跡公園(しせきこうえん)」で今月28日まで開かれています。★宏デスク殿・Vメモ【個別に撮った3点・順番に】1緑釉陶器・皿(の欠片)北ノ内遺跡(郡山市)2灰釉陶器・碗&皿大根畑遺跡(郡山市)3奈良三彩・小壷(の欠片)鏡ノ町遺跡(喜多方市教育委員会蔵)

W杯モーグル猪苗代大会(03月07日)

フリースタイルスキーワールドカップのモーグル競技が猪苗代町で開かれ女子で上村愛子選手が優勝しました。きのうは濃霧による視界不良のため競技が行われずきょうの1レースのみとなった今回の大会。このうち、女子ではバンクーバーオリンピックで4位に入賞した上村愛子選手がキレのあるターンと2つのエアーを豪快に決め予選をトップ通過、天候不良で決勝が行われなかったためそのまま優勝となりました。一方、男子は午後からさらに天候が悪化したためレース途中で中止となりました。このためオリンピックで7位入賞を果たした猪苗代高校出身の遠藤尚選手やチームリステルの附田雄剛(つきたゆうご)選手は地元で勇姿を披露することが出来ませんでした。

郡山で全国合唱祭(03月07日)

全国トップレベルの合唱団が集まった合唱祭が郡山市で開かれ美しいハーモニーを披露しました。この音楽祭は、「音楽都市」を宣言している郡山市が音楽や、合唱の楽しさを広く知ってもらおうと毎年開いているもので今年で15回目になります。県内からは、橘高校や安積黎明高校それに全国合唱コンクールで金賞に輝いた郡山市立第二中学校などが参加し美しい歌声を披露しました。また、日本を代表する合唱の指揮者雨森文也(あまもりふみや)さんが率いるグループも特別参加し、会場を盛り上げました。

カブトムシ幼虫の買い入れ式(03月06日)

きょうは24節気のひとつ、虫たちがはい出て来る頃という意味の「啓蟄(けいちつ)」です。田村市では、カブトムシの幼虫の買い入れ式が行われました。「買い入れ式」には地元の子どもたちに加え郡山市のNPO法人「まざっせKORIYAMA」の周遊イベントに参加した親子など、合わせておよそ40人が出席しました。式では、3軒の農家から持ち込まれた300匹のカブトムシの幼虫が関係者に披露された後親子が幼虫に触れて観察していました。今年の幼虫は普段の年よりも大きく育っているということです。「まざっせKORIYAMA」では来年度もさまざまな周遊イベントを実施したいとしています。

フリースタイルスキー猪苗代が霧で順延(03月06日)

猪苗代町できょう開催が予定されていたフリースタイルスキー・ワールドカップのモーグル競技は霧のため視界が悪くあすに順延となりました。世界12カ国、およそ60人が参加した今大会。トップスキーヤーの滑りを見ようと大勢のファンが訪れました。しかし会場となったリステルスキーファンタジアは朝から濃い霧に包まれコースがほとんど見えません。大会本部では競技に支障があると判断し午後2時すぎモーグル競技をあすに順延することを決めました。しかし、訪れたファンのために猪苗代町出身でバンクーバーオリンピックモーグル男子7位入賞の遠藤尚(えんどうしょう)選手や上村愛子選手がデモンストレーションを行い会場をわかせました。明日は順延となったモーグル競技が行われます。

福島大学前期日程合格発表(03月06日)

福島大学ではきょう前期日程の合格発表が行われ、560人が喜びの春を迎えました。福島大学では午後4時に合格発表が行われ、受験生たちは、自分の番号を見つけると喜びの声を上げていました。また自分の受験番号を撮影して家族や友達にメールで送る姿も見られました。福島大学の前期日程の合格倍率は2・7倍で前の年を0・4ポイント上回りました。また合格者に占める県内出身者の割合は45・2パーセントで、去年よりも1・4ポイント下回ったものの2年連続で45パーセントを超えていて受験生の地元国立大学志向が高まった結果となっています。

息子を「長刀」で切りつけた疑いで父親逮捕(03月05日)

自分で作った「なぎなた」で会社員の息子を切りつけてけがをさせた男が、逮捕されました。傷害の疑いで現行犯逮捕されたのは、相馬市今田(いまだ)の無職馬場節夫(せつお)容疑者59歳です。警察によりますと、馬場容疑者は、きょう正午前、自宅で、同居する31歳の会社員の息子を「手製のなぎなた」で切りつけ、右足に全治10日のケガをさせた疑いが持たれています。凶器のなぎなたは、棒の先に、文化包丁をくくりつけたもので、馬場容疑者は普段から息子とケンカが絶えなかったことから「護身用」に作ったと説明しているということです。警察は、地区の草刈りにどちらが出るかで口論となった末に馬場容疑者が犯行に及んだとみています。

米国人ジャーナリストが見た県内の食材(03月05日)

食に関するテーマを専門に扱っているアメリカのジャーナリスト8人がきょう郡山市の食料品の加工工場などを訪れました。8人のジャーナリストは福島の「食」についてどのような感想を持ったのでしょうか。今回の訪問はアメリカに、日本の優れた食材を発信してもらおうと「ジェトロ」が企画したものです。8人は午前中最初の視察先となる郡山市の「宝来屋本店(ほうらいやほんてん)」を訪れ「甘酒」や「味噌」の製造工程を見学しました。そして実際に「甘酒」を飲んだり「甘酒」をベースに作った「アイスクリーム」を試食しました。8人は明日、福島市を訪れる事になっています。

帝京安積の女性事務職員200万着服(03月05日)

郡山市にある帝京安積高校の女性事務職員が、保護者から集めた図書費、およそ200万円を着服していたことが、分かりました。帝京安積高校によりますと着服をしていたのは事務を担当していた20代の女性職員でおととしからおよそ1年半に渡って、PTAが保護者から集めた「図書費」、およそ200万円を着服していたということです。女性職員は、架空の伝票を作って実際に本を購入したように見せかける手口で着服を繰り返していました。女性職員は、こうした事実を認めていてすでに全額を弁済したということです。帝京安積高校では、この職員を先月末で解雇していて来週にも保護者会を開き、経緯を説明する予定です。

警察署再編を想定〜福島・川俣合同訓練(03月05日)

県内には現在、28の警察署がありますが来月からは22に再編されます。6つの地域では2つの警察署が1つに統合されることになり、今後はより規模の大きい警察署が地域の治安を守ることになります。このうち川俣警察署は福島警察署に統合され、来月からは福島警察署の分庁舎になる予定です。事件が起きた際の対応は再編後にはどう変わるのか?きょうは2つの警察署が実践訓練を行いました。訓練は川俣町のコンビニエンスストアに男が押し入ったとの想定で行われました。事件の通報を受け、福島警察署では川俣分庁舎の署員などに司令を行います。現場には福島警察署のパトカーも到着、これまで川俣町で起きた事件は大きな事件を除き川俣警察署の署員が捜査を行ってきましたが、再編後は、福島署を含めたより多くの警察官が目撃情報などを集めることになります。そして連絡を受けた県警ヘリが福島市内で逃走車輌を発見、総勢65人の捜査員が連携を図りながら車輌を追い込み、犯人を確保しました。

マンサク満開〜春本番の陽気(03月05日)

きょうの県内はきのうから一転し今年一番の暖かさになった所もありました。まさに春本番が近づいてきていますが、気象台によりますと、県内の今シーズンの冬は暖冬傾向だったことが分かりました。春の訪れを告げる「マンサク」の黄色い花。福島市の花見山公園では今、「マンサク」が満開で見頃を迎えています。きょうの県内は高気圧に覆われて、最高気温は福島市で18度9分白河で18度7分など今年一番の暖かさとなった所もありました。福島地方気象台によりますと、福島市の2月の平均気温は2・7度と平年より0・9度高く、雪の量はおよそ半分となりました。県内各地の先月までの3か月間の冬の平均気温は平年よりも高め。雪の量も平年より少なく、暖冬傾向だったことが分かります。では、どうしてこの冬は寒く感じたのか、訪れた観光客に聞いてみました。気象台では県内はこの先も寒暖の差は激しくなると予想しています。

老人介護施設火災で経営者を書類送検(03月05日)

おととし12月、いわき市の老人介護施設で5人が死傷した火災で、警察は施設の管理に手落ちがあった疑いが強まったとして、男性経営者をきょう、書類送検しました。この火事は、おととし12月、いわき市泉町の老人介護施設「ROSE倶楽部(ろぜくらぶ)粒来(つぶらい)」から火が出て、入所していた女性2人が死亡、3人が重軽傷を負ったものです。出火の原因は、アロマオイルが染み込んだタオルの「自然発火」と見られていますが、これまでの警察の調べで、施設では、乾燥機にかけたタオルを重ねて保管していたほか避難路に鉢植えが置かれていたことがわかりました。このため、警察では、施設の管理に手落ちがあった疑いが強まったとして、きょう、30代の経営者の男性を業務上過失致死傷の疑いで、書類送検しました。男性は、警察の調べに対して、「責任を感じている」と話しているということです。