女優・沢尻エリカ(24)が、16日に都内で行われる「たかの友梨ビューティークリニック」のCM発表会見で、約1年ぶりに公の場に登場することが7日、明らかになった。事前に沢尻サイドがプライバシーなどを許可なく報じることを禁止した誓約書を突きつけ、報道各社の反発を招いたため、この日、同社代表のたかの友梨氏は「(沢尻エリカを)あたたかい気持ちで見守ってほしい」と異例の声明を発表した。
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復帰舞台に自ら水を差した沢尻に、スポンサー代表が直接声を上げる異例の事態となった。
同社から報道各社に送付されたFAXは9枚にもおよび、冒頭3枚には代表のたかの氏の声明を掲載した。その中で、沢尻サイドが3日に報道各社に送付した「復帰声明」に添付した6カ条の誓約書に関して「弊社はまったく存じ上げない内容。CM記者会見とは一切関係がございません」と強調した。
誓約書は、沢尻のプライバシーに関する情報や、有害なものである情報を許可なく公開しないと約束させるもの。サインをし、返送しなければ16日に開設されるHPにアクセスができないとしていた。しかし、前代未聞の約束手形に報道各社は一斉に反発。期限の6日までにサインしたメディアはほとんどなかった。
誓約書は、同社サイドの許可を得ない独断行為だったため、両者は急きょ協議。経緯を明文化することとなったという。大手芸能事務所から契約解除され沢尻に救いの手をさしのべたたかの氏からすれば、いきなり顔に泥を塗られた形となったが「女優としての才能と意志を持った生き方を応援していきたい」とあらためてエールを送った。
同社のCMは、これまで米倉涼子や黒谷友香らがセミヌードを披露し話題となっており、沢尻も負けない肌の露出となっているという。しかし「ヌード」といった表現はNGとしており、ニュー沢尻のイメージ戦略に必死なよう。いずれにしろ、会見がさらに注目を集めることは間違いなく、皮肉にも抜群の宣伝効果となったようだ。