福岡県町村会を舞台にした汚職事件で、贈賄罪で起訴された同県添田町長の山本文男被告(84)が7日、町内で消防団の防火訓練や女性集会に出席した。山本町長は「私には目的がある。体をもう少し元気にして、皆さんに手を振りながら別れる日をつくらないといけない」と、微妙な表現で進退問題に触れた。
同町庄のオークホールで開かれた「女性のつどいINそえだ」(同実行委員会主催)に、来賓として出席。
「私は半人前だが、まだ町長。昨日、一昨日と倒れて10歩も歩けなくなった。このまま皆さんとお別れかと思ったが、点滴で回復した」などと冗談まじりで近況を報告した。
=2010/03/08付 西日本新聞朝刊=