政治を変えなければ、いかなる分野の構造改革も実現することはできません。
21世紀臨調は当面、次の3つを目標に、時代の閉塞を打ち破る本格的な「政治改革運動」を推進します。
1. 政党の立て直し
政党のあり方を根本から問い直し、「責任ある政治主導体制の確立」と「政権交代可能な政党政治の実現」をめざします。その活動の一環として、前回の総選挙で初めて日本の政党政治に導入された「政権公約」(マニフェスト)のさらなる進化・発展をめざすとともに、政権公約(マニフェスト)を突破口として政党を起点となる選挙の段階から立て直し、政党政治の再構築をめざします。
2.生活者起点と分権改革
改革を求める知事、市町村長を結集し、国のかたちを変える本物の地方分権改革を推進します。そのためにも私たちは、地域や生活者の視点からこれまでの制度・政策のあり方を問い直し、「自立・連帯・選択」を基本に日本の政治・社会の仕組みと政策の体系を根本から改革する「生活者起点の構造改革」と「ローカル・マニフェスト運動」を国民運動として展開します。
3.政治インフラの再構築
政治を変えるためには、国民自身も変わらねばなりません。政治をどこか別の世界の出来事のように考える発想とは決別すべき時にきています。私たちは、政党や政治家の活動を支える基盤的なインフラ(人材、政策、情報、ファンド、シンクタンク等)のあり方を検討しながら、国民と政治の関係の再構築をめざします。
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