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【格闘技】

アケハマがアジアタッグ防衛

2010年3月8日 紙面から

タイトルを防衛しポーズを決める曙(左)、浜亮太(右)=後楽園ホールで

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◆全日本プロレス後楽園大会

 ▽7日▽東京・後楽園ホール▽観衆1200人

 相撲コンビの浜亮太(30)&曙(40)が、アジアタッグ王座3度目の防衛に成功した。三冠ヘビー級王者・小島聡(39)と西村修(38)の最強チームを自慢のパワーで粉砕。両国国技館大会(21日)で三冠王座に初挑戦する浜は、何度も小島とやり合って存在感をアピール。相撲の“聖地”での頂点取りに手応えを見せた。

 大相撲春場所が近づくと、勢いが出る。相撲コンビが一気に勝負に出た。203キロの浜が西村を豪快なリョウタハマーでマットにたたきつける。最後は210キロの曙がボディー・プレスで圧殺。あっさりと防衛に成功した。

 三冠王者の小島と試合巧者の西村のコンビは、最強のチャレンジャーだった。だが、小島と一騎打ちが決まっている浜に気負いはない。曙に先発を志願するとエンジン全開。途中、小島に痛めつけられる場面もあったが、ここで負けるわけにはいかない。必殺技で西村の動きを止めて曙に好アシスト。勝利に貢献した。

 これで、三冠戦に向けて弾みがついた。プロレスデビューからわずか1年4カ月で手にしたビッグチャンス。「足りない部分もあるが、やることを全力でやる」。シングル王座獲得なら、幕下から一気に横綱へ昇進するようなもの。モチベーションは高い。

 決戦の地は両国国技館。元力士にとっては人一倍思い入れがある場所だ。「一生懸命やれば結果はついてくる。勢いのあるうちにどんどんやりたい」と浜。“聖地”で大金星を狙う。 (石川晴信)

 

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