東播磨
オリジナルの卒業ソング初披露 別所小6年生
平和を呼び掛ける卒業歌を歌う児童たち=三木市、別所町公民館 |
別所小学校(三木市別所町西這田)6年生の65人が、オリジナルの卒業歌「笑顔あふれる世界」を作った。戦争について1年間学んだことを生かし、いじめや自殺の防止も含めて、平和な社会づくりを呼び掛ける内容。7日には、別所町公民館(同町西這田)で開かれた町民文化祭に参加し、平和についての学習発表とともに、歌を初披露した。
6年生は地域の戦争体験者の話を聞くなど、総合的な学習の時間などで、年間を通し平和について調べ考えた。昨年11月には、修学旅行で広島県の広島平和記念資料館などを訪れた。
歌は学んだ内容を広く伝えるために発案。1月に6年生全員が詩を持ち寄り、2組の担任の勝部浩子教諭が編集した。
「なぜ戦争をするの 同じ人間なのに 怒りや悲しみを生む 戦争はいらない」「家族がいる 友達がいる 信じあえる仲間がいる 笑顔があふれる世界を みんなで広げよう」
詩は子どもの素朴な思いを生かし、明るい未来へ前向きな思いをつづる。児童5人が作曲し、保護者が編曲。2月に完成した。
7日の町民文化祭では児童が被爆者の写真を見せたり、若い戦死者の遺書を読んだりし、データを示しながら自殺やいじめの撲滅についても声に出して訴えた。最後に卒業歌を合唱し、入場者から大きな拍手を受けた。
男子児童(12)は「戦争について勉強して、命の大切さを学んだ。人をけなしたりせずに、いじめをしないことも大事なことだと思った」と話していた。卒業歌は、卒業式でも披露する。
(斉藤正志)
(2010/03/08 09:15)
東播磨
- オリジナルの卒業ソング初披露 別所小6年生(3/8 09:15)
- 「緑の協力隊」男性、1年間の活動終了 多可町(3/8 09:00)
- タコやイカナゴ…海の幸に舌鼓 明石で「春旬祭」(3/7 09:15)
- 地域の大人が「先生」に 加古川・野口南小(3/7 09:00)
- 播州清水寺“幻の多宝塔”設計図 関係者遺族が寄贈(3/6 09:30)
- ブルーベリーと紅花特産に 市民ら栽培挑戦 三木(3/6 09:15)
- 児童に読書習慣を 明石の小学校図書室にエアコン(3/5 09:30)
- 誰かのためになれたら 高砂中生が英語教材を制作(3/5 09:15)
- 幸せ運ぶ?ハート形ネコヤナギ 稲美の高齢者施設(3/4 09:30)
- 創業90年超、企業巡るスタンプラリー挑戦 明石(3/4 09:15)