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第21回
夜桜を上手に撮影するには |
こんにちは、原です。
今回は、夜桜をテーマに撮ってみました。
桜をライトアップする照明にはいろんな種類があります。たとえば、電球や蛍光灯、ハロゲン電球――この光源を理解することが、夜桜を上手に撮影するポイントとなります。
自然光でも、赤味を帯びたものや白っぽいもの、青味を帯びたものなど、時間や天気などの状態で違って見えますね。その光の色の違いを物理的・客観的な数値で示したものを「色温度」といいます。
ザックラバンに言えば、この色温度が高ければ光は「青」味を帯びて感じるし、低ければ「赤」く感じる。そして、この色温度を調整し、白色を適切に再現するカメラの機能の事を「ホワイトバランス」といいます。
プロのカメラマンは、この色温度を専用の器具で測り、色温度調整をして撮影します。しかし「ニコンD200」のホワイトバランスには、「オート」のほか、「電球」「蛍光灯」「晴天」「フラッシュ」「曇天」「晴天日陰」(それぞれ微調整可)で切り替えができる機能が備わっているので、手軽にこの色温度調整ができます。これを使わない手はありません。
最初は面倒でしょうがホワイトバランス設定を全部変えて撮ってみてください。そしてカメラの後ろにある液晶モニターで再生して、一番自分の好みに合った色が再現できたら、その設定で撮ってみてください。
広い場所での夜桜はライトアップに数種類の光源を使っている場合があります、その場合はまた、ホワイトバランスの設定を変更してください。
夜間の撮影では、三脚と手元を照らすライトは必需品です。
―― 特別編【D200の機能紹介】(2)――
今回は、注意する点を紹介します。
「ニコンD200」で使用する「Li-ionリチャーブルバッテリー」は「EN-EL3e(グレー)」で、このバッテリーは「ニコンD50」に使用できます。しかし、D50で使用していた「EN-EL3(黒)」および「EN-EL3a(黒)」は、「ニコンD200」に使用できません。外見上はグレーと黒の違いがありますが、形状はまったく同じように見えます。カメラを多数所有する方は、バッテリーの管理も忘れずしてください。
充電器は共用できました。