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HOME (Archive) > ゴング休刊。終わらせたのはプロレスそのもの
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カテゴリ: コラム

  ゴング休刊。終わらせたのはプロレスそのもの

2007-03-16 - 07:30:47  投稿者:笠原さんご 

 プレッシャーの私が言うのも変だが、私は超ゴング派のプロレスファンである。週プロ編集長として絶頂期にあったターザン山本氏にも正面からそう言い切って物議を醸したこともある。
 今考えてもゴングは、すべてにおいて世界一のプロレス雑誌だったのだ。
 なんと言ってもプロレス雑誌の命であるグラビア&試合記事…、巻頭に並んだポートレートやピンナップの美しさ、ロスやメキシコのビッグマッチや、マジソン、キールの定期戦の立体速報の完成度の高さ!迫真の次期シリーズ予告や開幕直前の外人レスラーを海外からリポートするニュース性(どれほど観客動員に貢献したか!)。
 櫻井康雄氏の小説から、「世界マット名勝負物語」、「世界最強の男(最終回のローランド・ボックは直木賞作家の村松友視氏が執筆)」などの短期連載に至る読物の数々、「デスマッチインタビュー」に「ピラニアインタビュー」、さらには「読者の誌上会見」など、聞き手にも個性があったインタビュー記事の数々。レスラーだけでなくプロレスマスコミがプロレスマスコミにインタビューするという実験的な試みもあったし(ファイトの井上氏も登場していた)、現役世界王者同士が電話で対談(確かニューヨークのバックランドとロス辺りのハーリー・レイスの電話を東京で仲介するような…)するという空前絶後の企画もあった。
 私にとってはまさに永久保存版「偉大なる星ボブ・バックランド」のような特集物では、リッキー・スティムボートの売り出しも行われた。
 もちろん提言や主張、批評、評論も冴えていた、折りに付け見られた「どうして?そこが知りたい」という見出しからは、いかにゴングが読者の視点に立っていたかがわかる。三団体時代、年末の総評記事(シリーズ総括と外人採点)の切り口は極めて辛口だったし、ドラゴンブームの全盛期には藤波辰巳を筆頭にしたJr.ヘビー級選手たちを団体の壁を越えて冷静に格付けしたりもしている。そうかと思うとページ下の余白には「ゴングギャラクシアン情報」などと題して編集スタッフのテレビゲームのハイスコアを載せる遊び心もあったりして…。
 「まだ見ぬ強豪、怪奇派シリーズ」に代表されるグローバルなものから、「おらが町にプロレスがやってきた」や「全国会場巡り」のように牧歌的なものまで、多岐に渡る連載企画も毎号楽しみだった。
 そしてゴングといえば記録・資料類!最も秀逸だったのは別冊ゴングのミニ綴じ込み付録で、「国際プロレスシリーズの歴史」や「テーマ曲全集」「プロレス関連出版物全集」「ジャイアント馬場45の必殺技」など今なお第一級のデータとしてマスコミに活用されているのではないか。
 私はこれをゴングのバックナンバーなどの資料を一切見ずに書いているが、まだまだゴングの思い出は尽きることがない。はっきり言ってファイトも週刊プロレスも作り手のマスターベーションと背中合わせで、時折逸脱する様が見苦しかったが、ゴングにはそれがない。殊に月刊誌時代の美しさは芸術の域だったと思う。
 ”INVITATION TO RING”
 ゴングの表紙に必ず書かれていた言葉であり、ゴング永遠のテーマ。実際ゴングの表紙をめくった瞬間、そこはプロレス会場そのままの熱気が充満していた。グラビアを彩る見たこともないレスラー、「これが噂の人間コンボイ、ザ・ターク」とか「南部を震撼させる鬼将軍、ザ・レベル」とか「謎のヒトデ仮面、ジ・アステロイド」とか。活版ページの熱戦譜も世界規模で、聞いたこともない町に知ってるレスラーが出ているのを見るとワクワクした。
 
 ゴングはなぜ失くなっちゃうのだろう?私自身が読まなくなったのは大きな理由だろう。実際ここ一二年のゴングには読むべき記事がほとんどなかった。これはゴングが悪いのではなく、ゴングのレベルを満たすプロレスが国内外を含めて失くなってしまったのだ。女子プロレスもインディーやお笑い芸人のプロレスごっこも時代のニーズだというなら否定はしない。しかしゴングが扱うものではない。ゴングで育った読者が見るものでもない。
 プロレスがゴングを終わらせた。そうして私も、思い出の中にだけ生きることにしよう。ありがとうゴング。


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コメント

今日、ゴングのプレゼントが届いたばかり。レッスルエキスポのパンフ。律儀ですよね。
しかし感傷にばかり浸ってはいられない。ウチの街の近郊のコンビニで唯一週プロを扱っていた店から週プロが消えたのです。潮が引くように地方からプロレスが・・・。

投稿者:メディコ5号 2007-03-16 19:37:30 


とうとう、恐れていた事態になりましたね・・・。
  地元では、駅前にでないと週刊プロレスが読めません。
 ハガキ職人してるだけに、今回のはキツイです・・・。

投稿者:蝶吉 2007-03-16 20:11:15 


忘れられてるかもしれませんが、お久しぶりです。
ゴングのことはともかく、元プレッシャー会員としては週プロも
いつまで続けられるのやらと心配になります・・
みんな思ってるでしょうが、もう週刊誌の時代じゃないですよね。
週刊誌だと置く場所に困って、貴重な定期購買者が置き場所に困って
逆に一旦買わなくなったら二度と買わなくなるというパラドックスがあるのではと
読者的考えでは思ってしまいます。
正直、今は内容も薄いし、買う価値があるとは思えない。
値段が高くなってもいいから時間を掛けて凝縮して作った方がいい結果が出るような気がします
サッカーの月刊誌は結構売れているようで沢山出版されていますが、
違いはどこにあるのか考えるべきではと思います。
立ち読みしてる人も多いですから、単純に広告の量の違いだけでは無いような気がしますが・・

投稿者:闘魂投稿士 2007-03-16 21:40:06 


 タテオビ切られてから週刊誌は
読まなくなりました。あの頃もう既に
今の萌芽があっと思うのですが、
もう手遅れですね。

投稿者:向維 新 2007-03-16 22:09:37 


思い入れたっぷりに書いた、この記事のアクセスが順調に延びているようで、嬉しいです。
ゴングは私の青春そのものでした。月刊での復活があればいいなと思います。

投稿者:笠原さんご 2007-03-16 23:40:23 


ゴングの記事は、前より面白くなってたけどね。インタビューも沢山載ってて読み応えはあったし。
ファイトよりは、まだ復活の可能性はあるんじゃない?

投稿者:酔猫 2007-03-17 11:27:00 


昔の月刊誌のゴングには、価値観が微動だにしない、それでいて異国趣味を
感じさせる高級感のある雑誌だった印象があります。ファンになりたての頃だった
からか、よけい豪華に感じていました。

投稿者:山田彰 2007-03-17 14:58:42 


 今月の文藝春秋に「雅子妃 その回復を阻むもの」というリポートを書いている友納尚子さんは、かつて週刊ゴングでセクシィプロレスというコラムを連載されていた。当時としてはなかなか毛色の変わった内容で、後に週刊プロレスに連載された内館牧子氏のコラムの先駆けとでも言おうか。
 文藝春秋に名を連ねる出世を遂げた友納氏はゴング休刊に何を思い、今のマット界をどう見るだろう?

投稿者:笠原さんご 2007-03-22 09:09:50 


お言葉ですが、文藝春秋はそんなに立派な雑誌とは思えません。

投稿者:山田彰 2007-03-23 15:51:56 


何と比べて立派かどうかはわからないけれど、私はここ一年くらい文藝春秋が一番フェバリットな雑誌です。一般誌というカテゴリの中では週刊誌よりは読みごたえがあるし、時事物も新聞の解説以上にわかりやすい。グラビアも相当力が入っているのがわかる美しさだし、何より私が大好きな皇室関連の記事が充実しているのがポイントです。

投稿者:笠原さんご 2007-03-25 08:34:43 


私は、月刊誌では現代とか創をよく見ます。買うのは「紙の爆弾」とかですが。

投稿者:山田彰 2007-03-26 16:05:21 



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