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市より町が多くなった 「平成の大合併」で急増

2010年3月8日0時0分

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 国が主導した「平成の大合併」によって市が増えて町村が減る中、全国の市の数が8日、初めて町の数を上回る。同日、山梨県の増穂(ますほ)、鰍沢(かじかざわ)両町が合併して富士川(ふじかわ)町が誕生することで町が一つ減り、市の数が784、町の数が783となるためだ。

 総務省によると、小さな自治体の財政立て直しなどをめざし、1999年4月に始まった平成の大合併の直前(同年3月末)、市は670、町は1994、村は568。町は市の3倍近くあったが、合併特例法で国が税財政の優遇措置を実施したこともあり、町村同士の合併や新市の発足が進んだ。

 鳩山内閣は、「合併町村は人口3万人以上で市になれる」との特例を廃止する同法改正案を今国会に提出。平成の大合併は今年3月末で一区切りを迎える。全国の市町村数は99年3月の3232から半減し、3月末には1728(786市、757町、185村)になる見通しだ。(伊東和貴)

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