県内の2009年中の振り込め詐欺の被害総額は8930万円(125件)で、08年の3億6370万円(323件)から大幅に減ったことが県警のまとめで分かった。
09年の手口ごとの被害はオレオレ詐欺が1630万円(32件)、架空請求詐欺が5890万円(61件)、融資保証金詐欺が1370万円(30件)、還付金等詐欺が50万円(2件)。いずれの手口も金額、件数ともに08年より減った。
県警は年金支給日に現金自動預払機(ATM)周辺で、特別警戒を実施するなど被害撲滅対策を進めてきた。小山敏雄生活安全部長は「警察官を装ったオレオレ詐欺や架空請求詐欺がまだまだ多い。県民の警戒心が薄れないよう今後も啓発に力を入れていく」と話している。
(鈴木龍司)
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