花束を手渡され、手を振って会場をあとにする元横綱・朝青龍=大阪市内のホテル(撮影・田中太一)
暴行問題で大相撲を引退した元横綱朝青龍(29)が6日、大阪市内のホテルで行われた高砂部屋激励会に出席した。公の場に姿を現すのは、2月4日の引退会見以来。濃紺のスーツに横じまのネクタイ、頭髪はまげを結い、米国から来日した時にかけていた白ぶちメガネはかけていなかった。
登壇し、笑顔で「みなさんこんばんは。朝青龍です、元」とあいさつ。「(初場所で)優勝しながらいろんな騒ぎ、本当に申し訳ないです」と、不祥事を謝罪した。集まった1300人の後援関係者から温かい拍手が送られると、思わず「本当に幸せだね」と安どの笑みを漏らした。
さらに「今年で30歳になります。第二の人生に向けて精いっぱい頑張っていきたい」と話し、10月3日に両国国技館で予定している引退相撲への協力を呼び掛けた。最後は「ありがとうございました」と手を振りながら退室した。
(2010年3月7日)