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鬼太郎に調布市住民票 NHK朝ドラ放送記念に

2010年03月07日

 鳥取県境港市出身の漫画家、水木しげるさん(87)が住む東京都調布市の特別住民票が6日、同市役所で長友貴樹市長からゲゲゲの鬼太郎に授与された。同市の妖怪への住民票交付は初めて。NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の放送開始に併せた取り組みで、水木さんの88歳の誕生日となる8日から、放送終了の9月末まで、希望者に無料で交付される。

長友調布市長(右)から特別住民票を授与されたゲゲゲの鬼太郎(中央)と、水木しげるさんの弟、武良幸夫さん=6日、東京都調布市

 授与式では、鬼太郎の着ぐるみが「交付請求書」と書かれた紙を手に長友市長に特別住民票の交付を要請。市長の許可が下りて早速授与された。

 特別住民票は鬼太郎のイラスト入りで、「超能力」という妖怪ならではの項目には「髪の毛針」や「妖気アンテナ」などおなじみの鬼太郎の得意技も。本籍地は「境港市入船町」と水木さんのふるさとが記されている。

 会場には水木さんの弟、武良幸夫さん(85)も駆け付け「浮浪者のような生活をしていた鬼太郎もやっと落ち着いたと思う」とあいさつして会場を沸かせた。水木さんは2年前に同市2人目の名誉市民に選ばれており、長友市長は「水木先生が調布市にお住まいになって半世紀以上が経つが、ミニバスや図書館だよりのイラストなど大きな協力をいただいている」と水木さんへの感謝の思いを述べた。

 同市役所ではこの日、「調布観光物産展」も開かれ、「ゲゲゲの女房」関連で鳥取、島根両県の物産も販売。境港市が400食のカニ汁を無料で配布したほか、鳥取市も「とうふちくわ」など特産品を販売した。



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