米軍普天間飛行場司令官のデール・スミス大佐は5日、「われわれは現在の場所で何の問題もなく運用している」と述べ、宜野湾市内で運用を継続することに支障はないとの認識を示した。インタビューしたAP通信が6日報じた。スミス大佐は「パイロットはプロフェッショナルで、ストレスはない。世界中のどの地域よりも安全に航空機を操縦している」と述べた。
また、「安全策を拡充しており、普天間が安全でない飛行場というのは間違っており、言い掛かりだ」と述べ、地元の理解を得るため、さまざまなイベントを開催したり、地元に溶け込もうとしていると説明した。
同飛行場ヘリコプター部隊の第36海兵航空群司令官のロバート・ブラソウ大佐は「日曜日は運用していないし、午前7時~午後11時までの飛行は許可されている。できる限り速く高い高度に達するよう努力しており、住宅街の上を飛行するのはわずか1~2分間だ」と述べたという。
AP通信によると、スミス大佐は、移設先を模索する政府間交渉にはコメントを避け「どのような将来になるか推測にしかすぎないが、事実として普天間はここにあるということだ」と述べた。