韓国自動車市場:トヨタ「カムリ」、販売台数で韓国車上回る

 日本を代表する中型セダン、トヨタ「カムリ」が韓国での月別販売台数で初めて、国産車モデルを抑えた。

 韓国輸入者協会が4日発表した2月の輸入車販売現況によると、カムリは先月427台が販売され、同期間に390台が販売されたGM大宇の「トスカ」を抑えた。韓国中型セダン市場で日本車が国産車を抑えたのは今回が初めてだ。

 これに従い、韓国中型セダンの販売順位は、1位が現代自動車のソナタ、2位ルノーサムスンSM5、3位起亜自動車ロチェ、5位トスカとなった。専門家によると、カムリは供給量さえ確保できれば、月1000台以上の販売も十分に見込め、今後このような順位構図が定着する可能性が高いとのことだ。

 一方、2月の輸入車全体の販売台数は6438台で、前年同月に比べ76%増加した。トヨタの高級車「レクサス」は前月比46%減の173台にとどまり、トヨタのリコール問題の影響を受けたものとみられる。しかし、大衆車ブランドのトヨタは前月比33%増の586台が販売された。

 メルセデスベンツは1377台で、6カ月連続で1位だった。フォルクスワーゲンは1015台で、2005年の韓国進出後初めて月間販売1000台を超えた。以下、3位BMWで911台、4位トヨタ586台、5位アウディ576台の順。

崔元碩(チェ・ウォンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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