中国で勾留の脱北者、自由北韓放送に助命嘆願

 脱北者たちが運営しているラジオ局「自由北韓放送」が4日に報じたところによると、中国・瀋陽で公安(警察)に逮捕された脱北者が、国際電話で助命を求めてきたことが分かった。

 自由北韓放送の金聖民(キム・ソンミン)代表はこの日、「今年1月28日、瀋陽の韓国領事館へ駆け込もうとして、中国の公安に逮捕された脱北者のLさん(38)が、留置場内の公衆電話から、今月3、4日の2回にわたって電話をかけ、“北朝鮮には戻りたくない。助けてほしい”と求めてきた」と訴えたという。現在、留置場にはLさんを含め、計10人(男性3人、女性7人)の脱北者がおり、北朝鮮へ強制送還される危機に直面しているという。

李竜洙(イ・ヨンス)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る