韓国の小学校、教師一人当たりの児童数20人切る

 少子化・高齢化が進み、小学校での教師一人当たりの児童数が昨年初めて20人を切り、65歳以上の人口比率は10.7%に増加した。

 統計庁は4日、こうした内容を盛り込んだ「2009韓国の社会指標」と題する資料を発行した。同書によると、昨年小学校での教師一人当たりの児童数は19.8人だった。小学校での教師一人当たり児童数が20人を切ったのは初めてのこと。少子化が進み、小学生の数は昨年347万人と、2000年に比べ15.9%減少した。

 韓国全体の昨年の人口は4874万7000人と前年比0.29%増加し、世帯数は1691万7000世帯と1.5%増加した。全体のうち、65歳以上の割合は10.7%を記録した。65歳以上の割合は、2000年の7.2%以降引き続き高まっている。統計庁は、2018年には65歳以上の割合が14.3%と14%台を超え、韓国が高齢社会に突入するみている。若者の人口が減少すれば、韓国経済の成長力は大きく低下することになる。

 一方、結婚を避ける未婚、独身世帯が増えるとともに、高齢化により一人暮らしの高齢者が増加し、世帯数が一人の世帯が20.2%に達した。2000年の15.6%に比べ、4.6ポイント高い。昨年の婚姻件数は30万9000件と前年(32万7000件)に比べ減少したのに対して、離婚件数は12万7000人と前年(11万7000件)に比べ増加したためだ。

方顕哲(パン・ヒョンチョル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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