バンクーバー五輪:日本政界で「韓国を見習うべき」との声

日本の議員ら、選手支援強化について閣僚を追及

ロシアでは五輪委員長が辞任

 バンクーバー冬季五輪で成績不振にあえいだ各国では、影響が政界にまで飛び火している。

 日本の鳩山由紀夫首相は4日、参議院予算委員会で、選手支援強化対策に関する議員らの質問に対し、「韓国はメダリスト年金制度を運用している。(日本も)何ができるかを、真剣に積極的に検討したい」と答弁した。川端達夫文部科学相も、「スポーツ戦略の基本構想をまとめ、選手を支援する企業に対する税金の優遇措置などを検討する予定」と述べた。朝日新聞が同日報じた。これに先立ち、民主党の桜井充議員は、「先進国の中で、金メダルを取れなかったのは日本だけ。韓国と日本は体格も変わらないのに、メダル数は全然違う。韓国は国家としてメダル獲得に力を注いでいるが、日本が学ぶ点があるのではないか」と問いただした。日本は今回のバンクーバー五輪で、金メダルなし、銀メダル3個、銅メダル2個に終わった。

 ロシアでは、五輪不振の責任を問う人事が断行された。ロシア五輪委員会のチャガチョフ委員長は3日、五輪での成績不振で引責辞任。今月1日にメドベージェフ大統領が、「五輪の成績不振の責任を取れ」と激怒してから二日目のことだ。また、日刊イズベスチヤは3日、ムトコ・スポーツ観光青年相も議会で辞任を迫られていると報じた。伝統的に冬季五輪の強豪国だったロシアは今大会、1992年にロシアという国名で大会に参加して以来、過去最低の成績(金3、銀5、銅7)に終わった。

権景福(クォン・ギョンボク)記者

【ニュース特集】バンクーバーオリンピック

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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