「金泰均、一つください」

　今後ロッテの本拠地、千葉マリンスタジアムでこうした声が聞かれることにそうだ。ロッテが商品化を検討していた『キムチ・テギュンバーガー』の販売が決定したからだ。

　サンケースポーツ電子版は4日、ロッテが開幕となる26日から球場のロッテリア限定で『キムチ・テギュンバーガー』を販売すると報じた。加えて、日本でキムチの入ったハンバーガーを販売するのは初めての試みと説明した。通常外国人選手に関する関連グッズとしては、ユニホームやタオルが販売されるのが普通で、選手の名前が入った製品が販売されるのはきわめて異例のこと。しかも売り上げ次第では全国展開する可能性もあるとのことから、ロッテファンばかりでなく日本全国に金泰均（キム・テギュン）が知れ渡ることになる。

　大切なのは、金泰均の名前が入ったハンバーガーが販売されるということではなく、球団が金泰均をチームのスター選手に育てようとしているということだ。同紙は、2年連続Bクラスのロッテが金泰均の加入で、ピリッと刺激的なチームに生まれ変わると分析している。ロッテが金泰均という大砲獲得で、打線の強化ばかりでなく、より意欲的なマーケティングを展開しているということだ。

ノ・ギョンヨル記者