創刊90周年:韓国の好感度、10カ国中8位=本紙調査(下)

 韓国に対する好感度は、ロシア(57.5%)、中国(53.9%)で高く、日本(40.1%)、米国(39.5%)は中程度、ドイツ(25.4%)、英国(29.1%)では低かった。最下位の北朝鮮に関しては、韓国で好感度が41.6%と最も高く、米国では2.2%と最も低かった。ギャラップのチョン・ヒョンジョン研究員は、「調査対象国は北米と西欧国家が多かったため、アジア各国に対する評価が相対的に低かったのではないか。8位の韓国に対する好感度が日本よりもはるかに低い点は、今後解決すべき課題だ」と指摘した。

韓国に対する分野別評価

 韓国の発展可能性、文化的優秀性、魅力、信頼性、国際社会への寄与度という5分野で、最もプラス評価が高かったのは発展可能性(66.9%)で、マイナス評価(19.0%)の3倍以上に達した。次は「文化的優秀性」だが、プラス評価(58.3%)でマイナス評価(23.5%)を大きく上回った。「韓国は魅力的だ」との回答も、調査対象国の平均が51.8%で約半数を占めた。これに対し、「魅力的ではない」との回答は29.6%にとどまった。「韓国を信頼できる」との回答は43.1%で、「信頼できない」との回答(37.9%)に比べれば高かったが、プラス評価は半数に満たず、相対的に低かった。「国際社会への寄与度」でも、プラス評価(42.1%)とマイナス評価(37.1%)に大差はなかった。

 世界の主要国での韓国の分野別イメージは、韓国国民が自らを評価した結果と似ている。韓国国民の韓国に対する分野別のプラス評価は、発展可能性(92.7%)、文化的優秀性(83.0%)がほかの項目に比べ高く、魅力(69.8%)、信頼性(65.5%)は相対的に低かった。ただし、国際社会への寄与度(75.7%)は主要国での低評価とは対照的だった。

洪永林(ホン・ヨンリム)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
関連記事 記事リスト

このページのトップに戻る