創刊90周年:韓国製品・企業イメージ向上=本紙調査(上)

「韓国製品使ったことがある」 22年間で20%増

 本紙と韓国ギャラップが創刊90周年に際して行った世論調査で、韓国製品の使用経験と品質評価は、1988年の調査結果に比べ、国際的に大きく向上したことが分かった。サムスン、現代、LGなど韓国企業の認知度は90%以上に達し、全般的に韓国の国家イメージに比べ、韓国企業および製品のイメージが高いという結果になった。

■韓国製品の使用経験率

1988年の調査では、「韓国製品を使用した経験がある」という回答は、米国・イギリス・フランス・日本の調査対象4カ国の平均が45.0%と半数にも満たなかったが、2010年に実施した調査では、64.8%と多数を占めた。特に、イギリス(28.6%→59.7%)の上昇幅が顕著だった。米国(42.2%→65.9%)、フランス(50.7%→60.2%)、日本(58.6%→73.3%)などでも、韓国製品の使用経験率は大幅に上昇した。

 一方、今回の調査では、調査対象国を1988年時の4カ国を含む主要8カ国・地域(G8)と中国に拡大して実施した結果、ロシア(93.1%)と中国(84.4%)で韓国製品の利用率が最も高いことが分かった。それに比べ、ドイツ(51.2%)とフランス(60.2%)では相対的に低かった。使用経験が多い韓国製品については携帯電話(33.4%)、テレビ(33.3%)、衣類(32.5%)、電子・家電製品(29.2%)=携帯電話とテレビを除く=、食品(19.0%)、自動車(17.3%)の順となり、韓国の主要輸出品目である電子・家電製品の利用率が高いことが分かった(複数回答)。

1988年当時の紙面。ソウル五輪が開催された同年、本紙が創刊68周年を迎えるに当たり、韓国ギャラップに依頼し、米国・イギリス・フランス・日本の4カ国を対象に実施した「韓国のイメージに対する国際調査」の結果を掲載した1面と25面。当時は国際的に、「韓国のイメージが悪い」「韓国製品の使用率は45%と半数に満たない」といった否定的な評価が目立った。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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