岡山放送局

2010年3月7日 0時17分更新

存続できないか従業員と協議


宇野港と高松港を結ぶフェリー航路をめぐり、国と地元の自治体が今後の対応策を話し合う協議会の2回目の会合が高松市で開かれ、2月に航路の廃止を届け出た四国フェリーは「航路が存続できないか従業員と協議を進めている」と述べ、次回の協議会までに結論を出したいという考えを示しました。

協議会の2回目の会合は非公開で行われ、四国と中国地方の国土交通省の出先機関や香川県と岡山県、それに高松市と玉野市の担当者が出席しました。
協議会には2月、航路の廃止を届け出た四国フェリーの堀川満弘営業部長が、参考人として出席し、今後の方針について説明しました。この中で堀川部長は、「航路が存続できないか従業員を協議を進めている」と述べ、次の協議会までに結論を出したいという考えを伝えたということです。
その上で堀川部長は、航路を存続する場合はコスト削減や運賃値上げなどの自助努力に加えて協議会に対しても何らかの支援を受けられるよう要望したということです。また、4日航路の廃止届けを取り下げた国道フェリーの山下周市社長も取り下げに至った理由などについて説明しました。
この中で山下社長は、今後の運航体制について5日から利用客を対象にアンケート調査を行っており、その結果をもとに運航便数やダイヤなどを決めていきたいという考えを伝えたということです。