2010年3月7日 0時17分更新
笠岡市議会は、議会を傍聴する市民が減っていることから、土曜日の6日市議会を開いたところ、一日で、去年1年間を上回る傍聴者が訪れました。
笠岡市議会では、市民に市政への関心を高めてもらうきっかけにしようと、一般の市民も傍聴しやすい土曜日の6日、定例市議会を開きました。
6日は午前9時半に個人質問が始まると、傍聴席に次々と市民が訪れ、議員と市の執行部とのやりとりに耳を傾けていました。
笠岡市議会では、去年1年間の傍聴者がのべ54人にとどまりましたが、6日だけで74人が傍聴に訪れたということです。
笠岡市議会では、傍聴した人にアンケートを行い要望が強ければ、休日の議会を定期的に開くことも検討することにしています。
傍聴に訪れた女性は、「一度聴いてみたいと思っていました。市のさまざまなことがどう決まるのか、少しわかった気がします」と話していました。
笠岡市議会の天野喜一郎議長は、「予想以上の反響で、多くの市民と顔を合わせる中、1年生議員の時のような緊張感を味わった。開かれた議会のためにさらに努力したい」と話していました。